元勇者の冒険の書

そろそろ冒険に出たいけど、町人に甘んじている元勇者の冒険の書です。

漆黒のヴィランズ メインクエスト『アルフィノを探して』

水晶公 : アルフィノに会いに行くのだな。
わかった、それでは案内をしよう。

水晶公 : 現在、ここクリスタリウムから彼のいる「コルシア島」へは、
気軽に向かえるような情勢ではなくてね。
特別に飛行獣を用意してもらわなければならないのだ。

水晶公 : そのための紹介状をしたためておいた。
街の入口付近にある「テメノスルカリー牧場」に行って、
獣牧士長の「ゼム・ジェンマイ」に渡してほしい。

水晶公 : あとは彼が、うまくことを進めてくれるはずだ。
私も、つつがなくアルフィノと会えることを願っているよ。

ゼム・ジェンマイ : おや、見ない顔だね。
この牧場に何か御用かな、ご同輩?
ゼム・ジェンマイ : ……ふむ、水晶公からか。
仲間を探しに「コルシア島」へ向かいたいと……。
ゼム・ジェンマイ : そういうことであれば、もちろん「アマロ」を出そう。
君に似合いの仔を選ぶよ。
ゼム・ジェンマイ : ああ、そこにいる灰色の有翼獣「アマロ」こそ、
このあたりでは最も一般的な乗用獣さ。
ゼム・ジェンマイ : 馴染みがないとは、めずらしい。
ごく一部の地域では、チョコボが主体と聞くけれど……
君もそういう場所の出身なのかな。
ゼム・ジェンマイ : ……なんにせよ、慣れていないというのなら、
私が一緒に行って誘導するとしよう。
ゼム・ジェンマイ : 私にかぎらず、ズン族は皆、
優れたアマロの飼育者であり、騎手であるけれど……
公の客人を、あの地に連れて行くとなれば、責任重大だからね。
ゼム・ジェンマイ : では、準備をするから、
君も出発の支度を整えて「アマロ桟橋」へ。
「新米のアマロ使い」に、一言かけておいてくれ。
新米のアマロ使い : ……コルシア島に向けてアマロを出す?
うーん、ゼム・ジェンマイさんが同行するなら大丈夫かな……。
新米のアマロ使い : わかりました、桟橋の利用を許可します。
このままここでお待ちになって、
ジェンマイさんとアマロが来次第、出発してください!

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ナレーション

潮風と繰り返す波の音
いつの世もその島では時が凪ぐ

垂れこめた光のもとではなおのこと
もはや動くこともない1枚の絵のようだ

風に乗り華やかな演奏がかすかに届く
遠くに見える都市まではただ荒れ野が続いていた

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ゼム・ジェンマイ : おつかれさま。
ここは、コルシア島の東側にある「クラックシェル海岸」。
ひとまずは無事に上陸というわけだ。
ゼム・ジェンマイ : ……ああいや、ここが危険な島だというわけではないよ。
ノルヴラント全体で見れば、
罪喰いによる襲撃も、比較的少ない方じゃないかな。
ゼム・ジェンマイ : ただ……。
ゼム・ジェンマイ : 遠くに、都市が見えるだろう?
あれが、この島を領する「ユールモア」さ。
ゼム・ジェンマイ : クリスタリウムと並ぶ大きな街で、
昔は、罪喰いを相手に共闘したりもしてたらしいんだけどね。
ゼム・ジェンマイ : 彼らはずっと、自分たちが世界を統治すべきだと主張していて、
ついには「世界政府」を自称……
そのほかの勢力に、指揮下に入るよう提案してきたんだ。
ゼム・ジェンマイ : けれど、いろいろと思想も違ってね……
クリスタリウムを含めた、すべての組織がこれを拒否。
以降、敵対はしないまでも、あまり仲が良くないというわけさ。
ゼム・ジェンマイ : というわけで、この島ではあまり、
水晶公の関係者だと話さない方がいい。
とくに、都市に近い場所ではね。
ゼム・ジェンマイ : よし、それじゃあ……公の許可も下りていることだし、
この島で「探しもの」をするための、秘密の方法を教えよう!